大安寺 竹供養、 楊柳観音立像 など
2016/6/23(木) 午後 6:58
本日、奈良の大安寺(だいあんじ)で竹供養がありました。
大安寺公式HP・表紙http://www.daianji.or.jp/同・竹供養(・笹酒)記事http://www.daianji.or.jp/05/0507.html
記事http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/01north_area/daianji/event/0000000003/
〔関連記事〕
大安寺HP(先貼)から、仏像の項。http://www.daianji.or.jp/01-butu.html
大安寺楊柳観音立像。天平時代後期。木造。重文。(馬頭観音菩薩以外の)菩薩像では珍しい憤怒相の作例。通常、楊柳(ようりゅう)観音は三十三観音の筆頭の一尊だが憤怒相との決まりは無い。
天平後期創建の西大寺の記録にある『火頭菩薩像』がこの種の像容だったのかもしれない、と想像する。
(山のような肩のラインは、同時期の聖林寺十一面観音立像と酷似している。
誇張的表現は、続く弘仁・貞観期〔平安前期〕にも似た、この時期の特徴だが、聖林寺像は元々三輪山信仰と関連があったらしいので、山型の肩ラインはその表現かと思っていた。)https://mobile.twitter.com/j_butsuzo/status/715781248900276228?p=v
三十三観音が『法華経(妙法蓮華経)』(の『観世音菩薩普門品』〔通称・観音経〕)で説かれていると書くネット記事があるが、
『法華経』〔岩波文庫1976年改訂版・下巻〕の普門品では『三十三観音』との直接の記載は無い。
同書に載るサンスクリット語(梵語)オリジナル版と漢訳版では観音が複数に化身することが説かれ
〔それも(同経では)、例えば○○観音と呼ぶような『観音』としての仏格でなく、観音以外の様々な存在に化身する、との説明である。〕、
数えてみると前者ではその数16、後者33あり、
後者の数から後世『三十三観音』と称する仏格〔キャラクター〕が生じたとされる。
楊柳観音と笹酒の記念スタンプhttps://mobile.twitter.com/Cha2011Nara/status/479549397068292096?p=v
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