映画『第三の男』『市民ケーン』 "The Third Man" "Citizen Kane"
2016/1/29(金) 午後 7:09
映画『第三の男』 The Third Man 1949年英米。
監督・製作(共同)キャロル・リード。製作(共同)デヴィッド・O・セルズニック、アレクサンダー・コルダ。原作・脚本グレアム・グリーン。音楽(チター演奏)アントン・カラス。撮影ロバート・クラスカー。
出演ジョゼフ・コットン(ホリー・マーティンス)、オーソン・ウェルズ(ハリー・ライム)、アリダ・ヴァリ(アンナ・シュミット)、トレヴァー・ハワード(キャロウェイ)、他。
映画『市民ケーン』 Citizen Kane 1941年米 マーキュリー・プロダクション製作(会社)。RKO配給。 監督・主演・脚本(共同)・製作オーソン・ウェルズ。撮影グレッグ・トーランド。出演ジョゼフ・コットン、ドロシー・カミンゴア、エベレット・スローン、アグネス・ムーアヘッド(ケーンの母。米ドラマ『奥様は魔女』ではサマンサの母)、他。脚本(共同)ハーマン・J・マンキーウィッツ。音楽バーナード・ハーマン。編集ロバート・ワイズ。
この映画史上1位であり続けた名画、モデルと言われる新聞王が何故か激怒したらしき名画の、主人公の大写しの唇が呟く謎の台詞『薔薇の蕾(つぼみ)』〔(ネタバレ。)映画では少年時代、母から引き離される時に持っていた橇(そり)に書いてあった言葉だとラストで判る〕の、隠された解釈。この観点は数年前アメリカのテレビ番組でも放送。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1470269944
国宝・世界遺産法隆寺金堂の、あの荘厳な宗教芸術を造った人々が描いたであろう落書きを連想する、と以前ネットで書きました。次のリンクは他の方の記事。http://oride.net/trivia/trivia429-436.htm
ウェルズ自身が一番好きだと言う場面、E・スローン扮する盟友バーンスタインが、唯一度見た日傘の女性を忘れられないと老後に語るシーンからは、『万葉集』巻四の710 [※1] を連想する。人の感じ方は古今東西同じか。
〔関連・映画『群衆』1941年米 での台詞『僕の話すこし長いかな』は、見てる私も思った瞬間出た。『ルバイヤート』『万葉集』[※2] 双方に《酒壺になりたい》酒好きの詩がある〕
♯ジョセフ・コットン
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私からも見ることが可能な公開の記事毎に、ここへコピーしています (若干の修正有り)。
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🔍 映画ランナーさんのTweet.
『市民ケーン』
— ドラゴン士 (@eigarunner) 2015年11月1日
ケーンの最後の言葉「バラのつぼみ」を巡ってストーリーが進行するが、ケーンがその言葉を発した時、実は誰も部屋にいなかった。
ならば、いったい誰がこの言葉を聞いたのだろうか。#市民ケーン pic.twitter.com/BxWlCgADRJ
🔍 サールナートホール / 静岡シネ・ギャラリーさんのTweet.
https://twitter.com/Sarnathhall/status/1134837219598974977
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※1 「万葉集」巻4-710 み空行く月の光にただ一目(ひとめ)あひ見し人の夢(いめ)にし見ゆる 安都扉娘子(あとのとびらのをとめ)
※2 「ルバイヤート」第78篇 より (私の) 骨が土になったらその土から 瓦を焼いて あの酒甕の蓋にしてくれ オマル・ハイヤム
「万葉集」巻3-343 なかなかに人とあらずは酒壺(さかつぼ)に成りにてしかも酒に染(し)みなむ 大伴旅人
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