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映画『スパルタカス』 Spartacus

🔸2016/2/29(月) 午後 1:00

映画『スパルタカス』 Spartacus 1960年米ユニバーサル・ピクチャーズ社配給

主演・製作総指揮カーク・ダグラス(奴隷スパルタカス役)。出演ジーン・シモンズ(〔KISSでない方。〕女奴隷ヴァリニア役。)、ローレンス・オリヴィエ閥族派クラッサス)、ピーター・ユスティノフ(剣闘士主バタイアタス)、チャールズ・ロートン(民衆派グラッカス)、ジョン・ギャヴィン(シーザー)、トニー・カーティス(奴隷詩人アントナイナス)、ウディ・ストロード(アフリカ系剣闘士ドラバ)、ニナ・フォック(ヘレナ・グラブラス)、ジョン・ドール(グラブラス)、ジョン・アイアランド(クリクサス)、ハーバート・ロム(ティグラネス)、チャールズ・マッグロー(マーセラス)、ジョアンナ・バーンズ(クラウディア)ほか。

監督スタンリー・キューブリック。製作エドワード・ルイス。脚本ダルトン・トランボ。原作ハワード・ファスト。音楽アレックス・ノース。撮影ラッセル・メティ。編集ロバート・ローレンス。
公開1960年10月7日(米)。

英語記事

キャスト画像http://www.famousfix.com/topic/spartacus

Listhttp://www.tribunesandtriumphs.org/gladiators/spartacus-the-movie.htm

NYThttp://www.nytimes.com/movies/movie/45948/Spartacus/overview

日本語のネット記事だと、結末にあるようなトランボの理想主義と、キューブリックの冷徹な世界観が合わなかったという見方ばかりだが、
私などは『スパルタカス』の欧米的という感じの力強い理想主義を見て、
キューブリックは意外にテーマ的な深みのある監督だな、と認識を新たにしていたのだが、あれは彼の本意ではなかったのか。

しかしキューブリックの監督映画『突撃』は、逆境の中で人道を守ろうとする主人公(扮カーク・ダグラス)と、
自分達は優遇されながら残酷な命令を下す支配者層との非対称を、
問題意識のある冷徹さで描き出しており(主人公の台詞『人類であることが恥ずかしい』が印象的)、
決して日本語記事が言う、クールなリアリストに終始するのではないはずだが。


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